前回、
お散歩猫になるための<練習>
についてお話させていただきました。

今回は、お散歩猫になるための<実践>です。
わが家のお散歩猫【eva】のお散歩デビューの様子をお話しします。

※一人暮らしの猫飼いである、わたくし【aiai】の経験に基づいた一意見です。
あくまで個人的な意見であることをご了承ください。


目次

やり方は人それぞれ

今まで、随分と偉そうに上から目線でお散歩猫についてお話ししてきましたが、わたしは未だに手探り状態です。
失敗も多いし、まだ間違ったことをしている可能性は高いです。
猫のお散歩に限らず、なんでもそうだと思いますが、『100%正しい方法』なんてほどんどないと思うのです。
『絶対にやってはいけないこと』を守って、あとはケースバイケース。
それぞれの愛猫に合った方法こそが『正しい方法』なんだと思います。
それを見つけ出すヒントになればと思いながら書いているので、「マネして同じようにしたけどダメだった」と簡単に諦めたり、「それは違うでしょ」と簡単に否定したりせず、試行錯誤でよりよい方法を見つけていってください。

お散歩デビューは慎重に

ひとつ前の記事、お散歩猫になるための<練習>にも書きましたが、いきなり外にバーンと出るのはやめておいたほうがいいです。
外に出たい気持ちが高まっていた子は、突然走り出してしまうかもしれません。
怖がりな子は、身を隠せる場所を求めて逃げようとします。

なので、まずは「いつでもお散歩できる用意はある」という状態で、抱っこするか、キャリーに入れるかして、玄関から出てみましょう。
外の空気を感じて、音を聞いてもらいます。
もともと外が嫌いな成猫だと、これだけでも難しいことだと思います。
おとなしく抱っこされた(キャリーに入った)状態で、キョロキョロと外を楽しめるようであれば、第一段階はクリアです。
いきなり無理に歩かせることはありません。
下に降りたい素振りを見せたら、そっと降ろしてみましょう。
できるだけ車や人通りの少ない場所を選んでください。
変な場所に行こうとする、まったく動かない、グイグイひっぱってしまう、など問題があれば、早めに切り上げましょう。

何度も言いますが、少しずつ、一歩ずつです。

習慣化

あとはこれを繰り返して、少しずつ距離や時間を延ばしていくだけです。
以前にも言いましたが、わたしは「自分の都合のいいときだけお散歩に連れて行けばいい」と思っていました。
でも実際は違います。
お散歩は習慣です。
一度始めたら、ほぼ毎日です。
「自分の都合の悪いとき、天候の悪いときだけお休み」です。

そうでない猫もいるかもしれませんが、「ほぼ毎日」になると覚悟しておいたほうが無難です。
わたしのまわりにはお散歩猫はさほど多くはいませんが、みな「ほぼ毎日」です。
1回にかける時間は、それほど長い必要はないと思います。
わが家では30分と決めています。
休日や時間のあるときには【eva】が満足するまで付き合うこともありますが、それでもだいたい1時間くらいです。
極端に暑いときや寒いときは、10分程度で帰ることもあります。
運動や排泄が目的ではないので、「外に出る」という習慣をこなすことが重要なのではないかと思っています。
猫が「自分の要望に応えてくれるか」飼い主を試している?のかもしれませんね。

家から離れた場所での散歩

【eva】がお散歩を始めた頃は、家のまわりで半径200mくらいの範囲を抱っこを交えてまわっていました。
同じ場所に留まったり、往復したりするよりいいだろうと思ったからです。
しかし、半年もしないうちに、お散歩の範囲は半径50mくらいになりました。
抱っこせずに、【eva】が主導権を握って自由にまわっているうちに、これくらいの範囲に落ち着いたのです。
これがいわゆる『テリトリー』なんだと思います。
これ以上外へは、ほとんど行きたがりません。
お散歩中に野良猫たちに遭遇したりしながら、少しずつ自分のテリトリーを確立していったようです。
テリトリーの範囲はオスとメスでは違うようなので、オス猫の場合には日常的なお散歩でも、もっと遠くまで行く必要があるかもしれません。
オスの行動範囲はメスの10倍とも言われますから、覚悟が必要かもしれませんね。

そしてテリトリーから出ることを好ましく思わない猫も少なくありません。
家から出たがらない猫はその代表格でしょう。
テリトリーが家の中だけなのです。
【eva】の場合は、日常的にお散歩するテリトリーはありますが、テリトリー意識はそれほど強くないようで、テリトリーから出たからといって不安になるようなことはありません。
離れた場所にキャリーで連れて行って、行った先でリードでお散歩することも可能です。
お散歩猫であれば、「自分のテリトリーから出るのは怖い」とは思ってないはずですが、こちらも様子を見ながら慎重に行ったほうがよいと思います。

まとめ

実は、【eva】のお散歩デビューには反省すべき点が多数でした。
いきなり徒歩20分ほどの大きな公園の花見に連れて行ってしまったのです。
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歩くお散歩が目的ではなく、お出かけする目的だったので、キャリーで行きました。
キャリーから頭を出してまわりを見たり、人の声がすればキャリーの中に引っこんだり。
事故なく行って帰ってきたのですが、人がたくさんいる大きな公園に連れて行ったのは間違いでした。
人見知りが始まった頃だったので、より一層恐怖を感じたかもしれません。
人見知り、人を怖がる猫には隠れる場所が必要です。
そういう子にはキャリーは必需品です。
だだっ広い公園には隠れる場所は簡単には見つかりませんからね。
かわいそうなことをしました。

だからと言って、外に出ることを怖がることはなく、その後、上記のようなステップを積み重ね、今は立派なお散歩猫へと成長しました。

お散歩猫に挑戦しようと思っている方々が、楽しいお散歩ライフを送れるようになることを心から願っています。
事故にはくれぐれもご注意ください。